乳汁中への服用薬剤の排出(読み)にゅうじゅうちゅうへのふくようやくざいのはいしゅつ

家庭医学館 の解説

にゅうじゅうちゅうへのふくようやくざいのはいしゅつ【乳汁中への服用薬剤の排出】

 授乳中のお母さんが摂取した薬剤は、ほとんどが乳汁中に排出されますが、母乳栄養中の乳児障害を与えたという報告は少ないようです。
 しかし、お母さんが長期に薬剤を服用している場合は、乳児に障害を与える可能性があります。利尿薬副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモンステロイド)、レセルピン系降圧薬、バルビツール酸系催眠鎮静薬(さいみんちんせいやく)、抗甲状腺薬(こうこうじょうせんやく)、緩下剤(かんげざい)、制がん剤などを長期に服用するときは、母乳を人工栄養にかえる必要があります。

出典 小学館家庭医学館について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android