乾留・乾溜(読み)かんりゅう

精選版 日本国語大辞典 「乾留・乾溜」の意味・読み・例文・類語

かん‐りゅう ‥リウ【乾留・乾溜】

〘名〙 有機固体を空気を断って高温に加熱して分解し、揮発分と固体残留物とを分離回収する操作。木材から木炭、木酢(もくさく)液を、石炭からコークスタール石炭ガスを得るなど。
舎密開宗(1837‐47)内「此塩の稟性は〈略〉乾餾すれば酸素瓦斯を発すること亦消酸加里の如し」
[補注]「乾留」は「乾溜」の書き換え。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android