精選版 日本国語大辞典 「タール」の意味・読み・例文・類語
タール
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ヤギに似るがカモシカに近縁な偶蹄目ウシ科タール属Hemitragusの哺乳類の総称。アラビア半島東端にアラビアタールH.jayakari,インド半島南部にニルギリタールH.hylocrius,カシミールからシッキムにヒマラヤタールH.jemlahicus(ニュージーランドでは移入されたものが野生化)の3種が分布。体長90~140cm,尾長9~12cm,体高61~106cm,体重50~100kg。体型はヤギ的だが,体の前半はたてがみ状の長毛でおおわれ,あごひげはない。雌雄に角があるが短い。体色は種によって異なり,赤褐色,灰褐色,暗黄褐色などがある。ふつう山地の森林を好み,ヒマラヤタールは標高3000~3600m以下の森林内の岩場に,アラビアタールは岩場のやぶ地に,ニルギリタールは岩の多い丘陵の草地に多い。雄は1年の大半を単独で過ごし,雌と子は集まって群れをつくる。秋から冬にかけてが交尾期で,この時期には雄は激しく闘う。妊娠期間は180~242日で,春にふつう1子,ときに2子を生む。飼育下の寿命はヒマラヤタールで21年9ヵ月の記録がある。
執筆者:今泉 忠明
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出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…この一面太鼓は奏者が左手で枠の下部を支えて,あたかも盾のごとく前に構え,両手の指先で膜面をたたきさまざまな音色とリズムを作り出す。 この太鼓はやはりアラビア語でドゥッフ(ダッフdaff)またはタールṭār,トルコ語でデフdef,マズハルmazharと呼ばれるものと同種であるが,ダーイラの名称はイラン,パキスタン,アラブ諸国で一般的である。またグルジアではダイラdaira,ウズベキスタンやタジキスタン,アフガニスタンではドイラdoira,また東ヨーロッパのアルバニアやマケドニアではダイレdaireの呼称で知られる。…
…この名称はヘブライ語のトーフtōpに相当し,歴史的にこの太鼓は古く,古代イスラエルにさかのぼることができる。今日,地域によっては別のアラビア語タールṭār(北アフリカ),リックriqq(イラク),ベンディールbendīr(モロッコ)の名でも呼ばれるが,いずれも同種の楽器である。ベンディールはスペイン語でタンバリンを意味するパンデレータpandereta,四角形のタンバリンを意味するパンデーロpanderoの語源である。…
…また長さによって,ミニサイズ(70mm未満),レギュラーサイズ(70mm),ロングサイズ(80mm),キングサイズ(85mm),スーパーキングサイズ(100mm以上)に区分され,日本ではキングサイズが主流である。しかし,1960年代になって喫煙と健康に関する社会的関心が高まり,タバコの喫味のマイルド化(低ニコチン・低タール化)に拍車がかかり,フィルター付きタバコの割合は主要国では圧倒的な比率を占めている(ほとんどの国が八十数%~九十数%。1996)。…
※「タール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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