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乾繭 かんけんcocoon drying

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

乾繭
かんけん
cocoon drying

を乾燥させたもの。生繭の場合は蛹が羽化するので5日,殺蛹しても2~3週間程度しか保存できないが,乾繭にすると約1年程度は可能。乾繭機によって乾燥させるが,その方法には,気熱式,熱風式,低温風力式などがある。

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デジタル大辞泉の解説

かん‐けん【乾繭/干繭】

貯蔵のため、繭(まゆ)を乾燥させて中にいるさなぎを殺すこと。また、その繭。

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世界大百科事典 第2版の解説

かんけん【乾繭 cocoon drying】

生繭(なままゆ)を乾燥すること,または乾燥した繭のことをいう。乾繭は蚕蛹を殺して発蛾を防ぐことと,蛹体の含有水分をある程度まで蒸発させ,長期間貯蔵しても腐敗したり,カビが発生しないようにするために行われる。繭乾燥の程度を乾燥歩合といい,乾燥後の重量の原量に対する百分率で表す。乾燥歩合は40~45%程度に仕上げられる。乾燥方法は今日では熱帯地方で行われている天日乾燥をはじめ真空乾燥赤外線乾燥,気熱乾燥などがあるが,最も安全かつ経済的な気熱乾燥法が広く普及している。

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世界大百科事典内の乾繭の言及

【製糸】より

…繭から生糸を作る諸工程の総称。広義では玉糸や野蚕(やさん)糸を作ることを含めることがあるが,一般にはカイコの作る繭を原料として生糸を作るための,生繭(なままゆ)の乾燥(乾繭(かんけん)),貯繭,原料調整,煮繭,繰糸(そうし)および揚返し,仕上げなどの一連の工程をいう。(1)乾繭 生繭を乾燥するのは,殺蛹(さつよう)して発蛾(はつが)を防ぎ,長期間貯蔵しても,カビが発生しないようにすることを目的としている。…

※「乾繭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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