乾臨(読み)ケンリン

デジタル大辞泉 「乾臨」の意味・読み・例文・類語

けん‐りん【乾臨】

《天が下にのぞむ意》天子の行う裁決処置
「―定めて叡感を残され候はんか」〈太平記・二八〉

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関連語 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「乾臨」の意味・読み・例文・類語

けん‐りん【乾臨】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「乾」は天。天が下に臨む意 ) 天子。天皇。また、天子の行なう裁決。
    1. [初出の実例]「乾臨殊降雨露。非山城分憂之秩」(出典本朝文粋(1060頃)六・為小野道風申山城守近江権介状〈菅原文時〉)

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