乾闥婆城(読み)ケンダツバジョウ

デジタル大辞泉 「乾闥婆城」の意味・読み・例文・類語

けんだつば‐じょう〔‐ジヤウ〕【乾闥婆城】

乾闥婆神が幻術によって空中につくり出してみせた城。幻のように実体のないもののたとえ。蜃気楼しんきろう

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精選版 日本国語大辞典 「乾闥婆城」の意味・読み・例文・類語

けんだつば‐じょう‥ジャウ【乾闥婆城】

  1. 〘 名詞 〙 乾闥婆神の幻術によって、空中に化現した楼城。蜃気楼(しんきろう)をさすとされる。乾闥婆。
    1. [初出の実例]「知自性如幻陽燄影響旋火輪乾闥婆城」(出典秘蔵宝鑰(830頃)下)
    2. [その他の文献]〔大智度論‐六〕

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