日本歴史地名大系 「亀井囲横穴古墳群」の解説 亀井囲横穴古墳群かめいがこいよこあなこふんぐん 宮城県:志田郡松山町黒江村亀井囲横穴古墳群[現在地名]松山町金谷 亀井囲大松沢(おおまつざわ)丘陵の一部が北東に向かって張出した標高五〇メートルほどの丘陵斜面に造成されている。当古墳群は二〇〇―三〇〇基からなると推定される金谷(かなや)横穴古墳群の一部である。これまでに二七基の横穴が調査されている。大部分が両袖式のもので、台床を有し、有台床横穴群ということができる。無袖式のものや台床をもたないものは少ない。これらの横穴のなかには朱で棟・桁・梁・柱などが描かれたものもある。副葬品も豊富で金銅装方頭大刀・直刀・帯金具・金環・馬具・ガラス小玉・土師器・須恵器などがある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報