亀尾英四郎(読み)カメオ エイシロウ

20世紀日本人名事典 「亀尾英四郎」の解説

亀尾 英四郎
カメオ エイシロウ

大正・昭和期のドイツ文学者



生年
明治28(1895)年3月10日

没年
昭和20(1945)年10月11日

出生地
鳥取県米子市

学歴〔年〕
東京帝大文学部独文科〔大正10年〕卒

経歴
大正10年東大研究室副手、14年東京高等学校教授となり、成蹊学園、日大法大などの講師を兼務ゲーテとドイツ精神を研究テーマとし著書に「ゲエテ独逸精神」、訳書エッケルマン「ゲエテとの対話」(3巻)、ボイムレル「ニイチェ」などがある。戦中戦後の食糧統制に服することを教育家としての信念としヤミ米を食べず、遅配と代用食品配給で妻子6人を養い、昭和20年8月ついに病床に伏し同年10月11日栄養失調で死亡した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「亀尾英四郎」の解説

亀尾英四郎 かめお-えいしろう

1895-1945 大正-昭和時代前期のドイツ文学者。
明治28年3月10日生まれ。大正14年(1925)東京高教授となる。ゲーテやドイツ精神史を研究。戦時中の食糧統制をまもって配給のみで家族をやしない,栄養失調のため昭和20年10月11日死去。51歳。鳥取県出身。東京帝大卒。著作に「ゲェテと独逸(ドイツ)精神」,訳書にエッカーマン「ゲェテとの対話」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「亀尾英四郎」の解説

亀尾 英四郎 (かめお えいしろう)

生年月日:1895年3月10日
大正時代;昭和時代のドイツ文学者;教育家。旧制東京高校教授
1945年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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