日本大百科全書(ニッポニカ) 「エッカーマン」の意味・わかりやすい解説 エッカーマンえっかーまんJohann Peter Eckermann(1792―1854) ドイツの著述家。苦学して詩人を志したが、1823年6月晩年のゲーテを訪問したのをきっかけにそのままワイマールに滞在、ゲーテの著作の編集助手となった。しかし彼はゲーテから報酬を与えられたことはなく、家庭教師をしながら細々と生計をたてていかなければならなかった。彼の記録した『ゲーテとの対話』全3巻(1836~48)は、19世紀のゲーテ像形成に決定的な影響を及ぼした。[木村直司]『山下肇訳『ゲーテとの対話』全3冊(岩波文庫)』 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エッカーマン」の意味・わかりやすい解説 エッカーマンEckermann, Johann Peter [生]1792.9.21. ハノーバー,ウィンゼン[没]1854.12.3. ワイマールドイツの著作家。ゲッティンゲン大学に学ぶ。 1823年『ゲーテ論』を書いてゲーテに送り,ワイマールに招かれた。ゲーテ晩年の 10年間秘書をつとめ,全集の編纂に協力した。ゲーテの談話を記録した『ゲーテとの対話』 Gespräche mit Goethe in den letzten Jahren seines Lebens (3巻,1836~48) のほか,遺稿の編集にもたずさわった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by