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亀居城 かめいじょう

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日本の城がわかる事典の解説

かめいじょう【亀居城】

広島県大竹市にあった平山城(ひらやまじろ)。背後に急峻な山、前面に瀬戸内海が広がる近世城郭だった。城の名前は、城地が亀が伏した形に似ていることに由来する。1600年(慶長5)関ヶ原の戦いに敗れた西軍の毛利輝元(もうりてるもと)は、減封されて長門国の萩へ去り、入れ替わりに戦功のあった福島正則が安芸国と備後国の2国を得て、広島城に入った。この時期、徳川方と豊臣方の決着はまだついておらず、政情は不安定なものだった。そこで毛利氏に対抗する軍事的見地から、正則が築いたのが亀居城である。5年の歳月をかけて1608年(慶長13)に完成した城は、支城とはいえ山陽道を城内に取り込むなど大規模なものだった。このため、もともと豊臣恩顧の武将だった正則は、徳川氏側から疑念をかけられ、亀居城は築城からわずか3年で主な建造物は撤去、廃城となった。現在は亀居公園として整備されている。JR山陽本線玖波駅から徒歩25分。◇小方城(おがたじょう)ともいう。

出典|講談社
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