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亀屋五位女 かめや ごいじょ

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

亀屋五位女 かめや-ごいじょ

?-? 戦国時代の商人。
享禄(きょうろく)元年(1528)から天文(てんぶん)(1532-55)の中ごろまで京都での帯の販売を独占した。洛中帯座座頭職と公用代官職をあわせもち,座人の任命権,座人の本所の天台座主(ざす)への税金納入の管理など帯座の権利をすべて手にしていた。のちこの権益を角倉(すみのくら)家にゆずった。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

亀屋五位女

生年:生没年不詳
享禄1(1528)~天文13(1544)年に,京都での帯販売を独占していた大商人。五位女が持っていた権利は,洛中帯座座頭職と公用代官職というもので,営業を独占していた帯座の権利をすべてひとりの手に集中し,座人の任命権を持ち,座人の本所への税金の納入も五位女を経て行われるものであった。しかも帯の製造業者の座である大舎人座の直売を禁じているので,帯に関する京都の機業界を流通過程から支配することも可能であった。しかし,座の本所から任命されたという者が,五位女の独占権を侵害してきた。そのため五位女は,金融業者で貿易にも関係している角倉の吉田宗忠(了以の祖父)に帯商売にかかわる一切の権利を譲り渡すのである。もはや,政治権力と密接にかかわる政商でなければ,そのような広領域にわたる営業独占権は維持しがたい時代の趨勢であった。五位女と称するのは,金で朝廷の女官の位を買ったものであろう。<参考文献>脇田晴子『日本中世商業発達史の研究』

(脇田晴子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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