日本歴史地名大系 「亀山街道」の解説 亀山街道かめやまかいどう 大阪府:茨木市亀山街道大坂から吹田(すいた)(現吹田市)を経由し、北摂山地を通って丹波の亀山(現京都府亀岡市)に至る道。近代以降亀岡(かめおか)街道とよばれる。「摂津志」は、大坂天満(てんま)橋(現東区)より丹波国桑田(くわた)郡界の鳥居(とりい)嶺清坂(きよさか)越(現茨木市清阪で、標高二八四メートルの清坂峠がある)まで、行程七里の道路をあげている。そのルートと里程は、まず天満橋から国分寺(こくぶんじ)・南長柄(みなみながら)(現大淀区)を経て長柄渡まで二六町。これより吹田渡まで一里一一町は、柴島(くにじま)・新家(しんけ)・下新庄(しもしんじよう)・上新庄(現東淀川区)を経由する。次いで吹田渡から中河原(なかがわら)村の官道(西国街道)までは二里二五町で、小路(しようじ)・七尾(ななつお)(現吹田市)、市場(いちば)(現摂津市)、宇野辺(うのべ)・下穂積(しもほづみ)・中穂積・上穂積を経る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by