亀山街道(読み)かめやまかいどう

日本歴史地名大系 「亀山街道」の解説

亀山街道
かめやまかいどう

大坂から吹田すいた(現吹田市)を経由し、北摂山地を通って丹波の亀山(現京都府亀岡市)に至る道。近代以降亀岡かめおか街道とよばれる。「摂津志」は、大坂天満てんま(現東区)より丹波国桑田くわた郡界の鳥居とりい清坂きよさか(現茨木市清阪で、標高二八四メートルの清坂峠がある)まで、行程七里の道路をあげている。そのルートと里程は、まず天満橋から国分寺こくぶんじ南長柄みなみながら(現大淀区)を経て長柄渡まで二六町。これより吹田渡まで一里一一町は、柴島くにじま新家しんけ下新庄しもしんじよう・上新庄(現東淀川区)を経由する。次いで吹田渡から中河原なかがわら村の官道(西国街道)までは二里二五町で、小路しようじ七尾ななつお(現吹田市)市場いちば(現摂津市)宇野辺うのべ下穂積しもほづみ・中穂積・上穂積を経る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む