亀甲より年の劫(読み)かめのこうよりとしのこう

精選版 日本国語大辞典 「亀甲より年の劫」の意味・読み・例文・類語

かめのこう【亀甲】 より 年(とし)の=劫(こう)[=功(こう)

  1. ( 「劫」はきわめて長い時間。「甲(こう)」を同音の「劫」にかけて ) 亀は万劫を経て仏になるというが、人間にとっても何より大切なことは年劫を経ることだの意。長年経験が大切であることのたとえ。
    1. [初出の実例]「亀(カメ)の甲(コウ)より年の功九郎助が追蹤笑ひ」(出典浄瑠璃・嫩㮤葉相生源氏(1773)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android