亀甲より年の劫(読み)かめのこうよりとしのこう

精選版 日本国語大辞典 「亀甲より年の劫」の意味・読み・例文・類語

かめのこう【亀甲】 より 年(とし)の=劫(こう)[=功(こう)

  1. ( 「劫」はきわめて長い時間。「甲(こう)」を同音の「劫」にかけて ) 亀は万劫を経て仏になるというが、人間にとっても何より大切なことは年劫を経ることだの意。長年経験が大切であることのたとえ。
    1. [初出の実例]「亀(カメ)の甲(コウ)より年の功九郎助が追蹤笑ひ」(出典浄瑠璃・嫩㮤葉相生源氏(1773)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む