デジタル大辞泉
「万劫」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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まん‐ごう‥ゴフ【万劫】
- 〘 名詞 〙 仏語。一万劫のこと。きわめて長い年月をいう。まごう。→劫(こう)。
- [初出の実例]「踰万劫兮円寂、亙三際兮無為」(出典:三教指帰(797頃)下)
- 「万ごう年経る亀山の下は泉の深ければ」(出典:梁塵秘抄(1179頃)二)
- [その他の文献]〔梁簡文帝‐唱導文〕
ま‐ごう‥ゴフ【万劫】
- 〘 名詞 〙 ( 「まんごう(万劫)」の撥音「ん」の無表記 ) =まんごう(万劫)
- [初出の実例]「たのめ猶河せの砂としふりてまこふの石とならん世まてに〈藤原仲実〉」(出典:永久百首(1116)雑)
ばん‐ごう‥ゴフ【万劫】
- 〘 名詞 〙 ( 「劫」は仏説でいうきわめて長い時間の単位 ) きわめて長い年月。永劫。まんごう。〔梁簡文帝‐唱導文〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「万劫」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の万劫の言及
【満功】より
…または東京都調布市の深大(じんだい)寺など,各地の霊山の開基の僧の名。マンコウは満行(江,紅),万劫(公)などとも書く。1724年(享保9)市村座初演《嫁入伊豆日記》以後の歌舞伎や,また各地に伝わる伝説でも曾我兄弟の母をマンコウとするものが多い。…
※「万劫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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