亀谷町
かめがいまち
[現在地名]二本松市亀谷
二本松城下六町の一つで、本町の東に続き、東は下成田村。延享二年(一七四五)の郷村高辻帳(二本松市史)に町名がみえ、一六四石余の高付がなされている。杉田組郷高帳(同書)には古高二七四石余、宝永二年(一七〇五)の検地高本田一九一石余・新田一七石余とある。天保郷帳では三三二石余、旧高旧領取調帳では二四二石余と数値の変動が大きいが、理由は不明。天明八年(一七八八)の「陸市漫録」によれば、表通りの長さ五町二三間、人家一〇六軒。支町の池ノ入丁・高田口御免丁・切通し御免丁および畑屋敷に六七軒があり、合計一七三軒。人数六一七、駅馬一八。検断・目付の記載はないが、末尾の人名から表通りに検断・目付三軒、池ノ入に目付一軒があったことが知られる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 