日本歴史地名大系 「二本松城下」の解説
二本松城下
にほんまつじようか
〔加藤氏時代〕
丹羽氏が二本松に入る以前は加藤氏が三万石規模で城と城下町を経営していた。加藤氏時代の城下については、正保二本松城絵図(内閣文庫蔵)が唯一の史料である。この絵図をみると、畠山氏の
〔丹羽氏の城下町経営〕
丹羽氏が一一万石余で二本松に移ったとき城と城下町は狭くて家臣を収容することができなかった。そのため正保三年(一六四六)幕府に築城と城下町経営を願出、慶安二年(一六四九)に工事を始め、明暦三年(一六五七)六月に一応の完成をみた(「丹羽光重年譜」・「丹羽光重年譜付録」二本松市史)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報