鉄砲組(読み)てっぽうぐみ

精選版 日本国語大辞典 「鉄砲組」の意味・読み・例文・類語

てっぽう‐ぐみ テッパウ‥【鉄砲組】

〘名〙 中世末期以後、武士集団の中で、鉄砲をもって護衛戦闘にあたった隊。江戸幕府では御先手(おさきて)に鉄砲組があった。
※俳諧・涼石(1701)「さっぱりと手水の代に心太山蜂〉 鉄炮組はくさいあけぼの〈入松〉」

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デジタル大辞泉 「鉄砲組」の意味・読み・例文・類語

てっぽう‐ぐみ〔テツパウ‐〕【鉄砲組】

武家時代に、鉄砲を持って護衛や戦闘に従事した部隊

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世界大百科事典(旧版)内の鉄砲組の言及

【先手組】より

…江戸幕府番方の職制。弓組,鉄砲組の別がある。その起源は戦国大名時代にさかのぼる。…

【物頭】より

…戦国・江戸時代の武家の職名あるいは格式の一つ。一般に歩兵の足軽,同心などからなる槍(長柄(ながえ))組,弓組,鉄砲組などの頭(足軽大将)をいう。侍組(騎兵)の頭(侍大将)である番頭(ばんがしら)につぐ地位にあった。…

※「鉄砲組」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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