二の宮(読み)ニノミヤ

デジタル大辞泉 「二の宮」の意味・読み・例文・類語

に‐の‐みや【二の宮】

第2皇子、または皇女
諸国で、一の宮に次ぐ社格の神社

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「二の宮」の意味・読み・例文・類語

に【二】 の 宮(みや)

  1. 第二番目に生まれた皇子、または皇女。
    1. [初出の実例]「二の宮なむ式部卿になり給ひにける」(出典:源氏物語(1001‐14頃)蜻蛉)
  2. 諸国の由緒ある神社で、その国の第二位の神社。また、一郡、一郷あるいは一社中の各社殿のうち、二位に遇せられるもの。
    1. [初出の実例]「清水の冷き二宮に、六年苦行の山籠もり」(出典:梁塵秘抄(1179頃)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android