二幣地村(読み)にへいじむら

日本歴史地名大系 「二幣地村」の解説

二幣地村
にへいじむら

[現在地名]会津若松市東山町ひがしやままち湯川ゆがわ

湯川の最上流域にあり、会津布引あいづぬのびき山の麓に位置し、北西下流は酸漿ほおずき村・一渡戸いちのわたど村。本村の北西一里に端村中湯川がある。村名は昔修験者が回峰修行中に、当村に二本の幣を立てたためという。古くは仁幣地と記したが、寛文年中(一六六一―七三)現在の文字としたという(新編会津風土記)。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録に中湯川とあり、高三五石余。貞享元年(一六八四)の奥州会津領分(若松市史)では二平次村と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android