二庄内村(読み)にしようないむら

日本歴史地名大系 「二庄内村」の解説

二庄内村
にしようないむら

[現在地名]黒石市二庄内

黒石城下東南山形やまがた街道に沿う出湯の村で、板留いたどめ村の東南、沖浦おきうら村の北にあたる。元禄四年(一六九一)の黒石御絵図(市立弘前図書館蔵)に村名があり、黒石領御日記(同館蔵)の元文四年(一七三九)の村名表には「沖浦村枝村」とあり、享保一〇年(一七二五)の黒石領郷村帳(同館蔵)には「新村」として上二庄内かみにしようない村・下二庄内村が記される。明治初年の「新撰陸奥国誌」に「村は山間にありて田畑少し、支村三あり。共に土地悪けれは薪を採り炭を焚て常の産とす」とあるように田畑はわずかで、天保五年(一八三四)の郷村帳、明治二年(一八六九)の黒石領高辻帳(市立弘前図書館蔵)ではともに村高九斗とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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