二度飯(読み)フタタビメシ

デジタル大辞泉 「二度飯」の意味・読み・例文・類語

ふたたび‐めし【二度飯】

湯取り飯、または冷や飯をもう一度煮たもの。胃弱の人などが食する。ふたたびいい。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「二度飯」の意味・読み・例文・類語

ふたたび‐めし【二度飯】

  1. 〘 名詞 〙 湯取飯(ゆとりめし)、または冷飯をもう一度煮てあたためたもの。養生食一つ。ふたたびいい。
    1. [初出の実例]「此上は二たび食にしほ肴 功者とつるる舟の行末」(出典:俳諧・西鶴大句数(1677)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の二度飯の言及

【飯】より

…甑で蒸すよりもなべやかめ(甕)で米を煮るほうがはるかに容易であり,現にミャンマーなどでそれが行われていることからいっても,この説は首肯しうるものと思う。江戸時代には米を煮て飯にする方法には,焼乾(炊干)(たきぼし)飯,湯取(ゆどり)飯,二度(ふたたび)飯の3法があるとされていた。焼乾飯は現今一般に行われている炊飯法,湯取飯は沸騰させた湯に米を投じ,ほぼ煮えたころに煮汁をしぼり捨てて蒸す方法で,東南アジアなどではこれが一般的である。…

※「二度飯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android