最新 地学事典 「二次イオン質量分析法」の解説
にじイオンしつりょうぶんせきほう
二次イオン質量分析法
secondary ion mass spectrometry
表面分析法の一つ。イオン源でO−やCs+などの一次イオンを発生させ,加速・収束させて固体表面に照射し,スパッタリング現象で放出された試料表面原子のうち,イオン化した原子または分子(二次イオン)を質量分析する。SIMS(シムス)と略記。装置を二次イオン質量分析計またはイオンマイクロプローブという。水素からウランまでの元素の高感度微量元素分析が可能。質量分析部の相違で四重極型(Q-pole)SIMSや飛行時間型(TOF)SIMSがある。地球科学で使われる二重収束型(セクター型)SIMSは高い質量分解能をもつ。一次ビームを細く絞る局所分析で,深さ方向にも測定。試料表面は平滑にし,炭素または金蒸着して分析。
執筆者:圦本 尚義・森下 祐一
参照項目:マトリックス効果
参照項目:イオンマイクロプローブ
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

