最新 地学事典 「マトリックス効果」の解説
マトリックスこうか
マトリックス効果
matrix effect
二次イオン質量分析法で鉱物などを分析する際,マトリックス(分析試料の基質)の違いにより分析対象元素の二次イオン化率(分析感度に相当)が異なり,定量分析値が偏向する現象をいう。マトリックス効果を補正するため,分析試料と似た構造や組成をもつ標準試料を分析して相対感度係数(RSFと略記)を求め,RSFを用いて分析対象元素の真の定量値を得る。他の機器分析法でも,メカニズムは異なるがマトリックスに依存する分析値の偏向は生じ得る。
執筆者:森下 祐一
参照項目:二次イオン質量分析法
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

