二河(読み)ニガ

デジタル大辞泉 「二河」の意味・読み・例文・類語

に‐が【二河】

仏語。火の河と水の河。人間瞋憎しんぞうを火に、貪愛とんあいを水にたとえたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「二河」の意味・読み・例文・類語

に‐が【二河】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。水の川と火の川との二つの川。衆生貪愛(とんあい)を水、瞋憎(しんぞう)を火にたとえたもの。→二河白道(にがびゃくどう)
    1. [初出の実例]「生死の海を渡るべき、舟橋を作らばや。二河の流れはありながら、咎は十の道多し」(出典:謡曲・舟橋(1430頃))

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