二道説(読み)にどうせつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「二道説」の意味・わかりやすい解説

二道説
にどうせつ

インド哲学における輪廻説の一つウパニシャッドに説かれ,プラバーハナ王の所説に帰せられている。二道とは,神道祖道で,前者は解脱してこの世に帰らない人の道程をさし,後者は,この世に再び戻ってくる人の順路を示している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android