デジタル大辞泉
「祖道」の意味・読み・例文・類語
そ‐どう〔‐ダウ〕【祖道】
1 旅立ちのとき、道祖神を祭って道中の安全を祈ること。また、旅立つ者を送る宴。
「―の筵を張ろうって催しだ」〈魯庵・くれの廿八日〉
2 祖師の示した教え。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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そ‐どう‥ダウ【祖道】
- 〘 名詞 〙
- ① ( ━する ) 旅立ちに際して、道祖神をまつり、道中の安全を祈ること。旅立つ人を宴を設けて送ること。また、その時の宴や道祖神。
- [初出の実例]「道陸神(どうろくじん)と申すは、道祖神とも又は祖道(ソダウ)とも云へり」(出典:仮名草子・百物語評判(1686)三)
- [その他の文献]〔漢書‐疏広伝〕
- ② 仏語。祖師の示した道。祖師の説いた教え。
- [初出の実例]「非三啻塞二禅関之宗門一、抑亦毀二叡嶽之祖道一」(出典:興禅護国論(1198)序)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「祖道」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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祖道
そどう
pitṛyāṇa
ウパニシャッドの死後観を示すもので,二道の一つ。人々は死後に月の世界におもむくが,そこにとどまって善行の果報が尽きてからこの世に降下して,再びこの世界に生れることをいう。これに対して月の世界から梵天 (ブラフマー) の世界に達するのを神道 devayānaと称する。以上の二道は善行をした者の死後の状態とされる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の祖道の言及
【解脱】より
…何ものとして再生するかは,前生での善悪の寡多による。この経路を〈祖道(そどう)(ピトゥリ・ヤーナpitṛ‐yāna)〉という。祖道によってこの世に再生したものはやがてまた老死の苦しみを受けるが,神道によってブラフマーの世界に達したものには再生がなく,したがってまた死ぬこともない。…
【道】より
…なお道と同様に使われる路(横の連絡みち)や塗(土をおしのばし固めたみち)も関係が深い。道が祓除の場であり,聖なる空間として認識されたという想定は,祖道と称し,[道祖神]をまつることともつながる。古代中国では,例えば国都の城内大道の使用は厳格に規定され,道の中央は王のみが通行する場所であった。…
※「祖道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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