二重政権(読み)にじゅうせいけん(その他表記)dual power

日本大百科全書(ニッポニカ) 「二重政権」の意味・わかりやすい解説

二重政権
にじゅうせいけん
dual power

二つの政治権力が同一国内に併存している状態をいう。この名称は、レーニン執筆の小論文「二重権力について」(1917年4月9日付『プラウダ』)に由来する。レーニンは、1917年2月~3月革命以後の特質として、主要な、現実の、すべての権力機関を掌中にするブルジョアジーの臨時政府と、いまだ萌芽(ほうが)的で副次的なものではあるが、確実に成長し続けている、絶対的多数者をよりどころとしている政府、すなわち、労働者・兵士軍服を着た農民)代表ソビエトとが、同時に存在していることを指摘している。この二重権力は、革命の過渡期の、すなわち、革命が普通のブルジョア革命を超えて進んだが、しかし、プロレタリアート自覚と組織性の不足から、いまだプロレタリアートと農民の独裁には行き着いていない時期の、例外状況を表している。一つの国家に二つの権力は存在しえず、そのうちの一つは消滅せざるをえない。

[村上義和]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む