二重権力(読み)ニジュウケンリョク

デジタル大辞泉 「二重権力」の意味・読み・例文・類語

にじゅう‐けんりょく〔ニヂユウ‐〕【二重権力】

二つ勢力が対立したまま権力を保持している状態。「革命政府と亡命政府による二重権力支配が続く」
表面上の権力者とは別に、裏に潜む実力者影響を及ぼす状態。「舞台裏から政権を操る二重権力構造」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「二重権力」の意味・わかりやすい解説

二重権力
にじゅうけんりょく

2つの政治権力が重複する状況二重政権ともいう。ロシア革命のとき臨時政府の権力と,労兵代表ソビエトの権力とが重複した時期があり,レーニンはこの状況を二重権力と呼んだ。これは政治の変革過程においてしばしばみられる現象で,たとえばフランス革命の際にはジロンド派の権力とジャコバン派の権力とが重複した時期があった。

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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