二野袋村(読み)にのふくろむら

日本歴史地名大系 「二野袋村」の解説

二野袋村
にのふくろむら

[現在地名]梁川町二野袋

粟野あわの村の東、阿武隈川右岸に位置。二之袋・二ノ袋・二袋とも記す。村名の由来については諸説あるが、氾濫を繰返した阿武隈川の蛇行に挟まれ、もとは「沼の袋」の意であったと推測されている。天文七年(一五三八)の段銭古帳に伊達西根だてにしねのうちとして「ぬ満ふくろ」とみえ、段銭は八貫七三〇文。同二二年の晴宗公采地下賜録には伊達東根として「二のふくろ」とみえ、又内在家などが太宰信濃に与えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android