互生(読み)ゴセイ

関連語 名詞

日本大百科全書(ニッポニカ) 「互生」の意味・わかりやすい解説

互生
ごせい

葉序、すなわち葉の配列様式の一つ。互生葉序ともいう。輪生(対生を含む)に対する用語。茎の一つの節に1枚の葉がつく様式をいう。普通の互生では茎の周りに葉が螺旋(らせん)状につくことになるので、この場合は螺旋葉序ともいう。対生葉序をもつ植物も多いが、互生葉序はもっとも広くみられる葉序である。互生葉序であっても、コクサギミカン科)など、特殊な配列様式をもっていて螺旋状でないものもある。

[原 襄]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android