一葉(読み)イチヨウ

  • いちよう ‥エフ
  • いちよう〔エフ〕
  • ひとっぱ
  • ひとつば
  • ひとは
  • 一葉 (イチヨウ)
  • 一葉 (ヒトツバ)

デジタル大辞泉の解説

1枚の葉。ひとは。
平らで薄いもの、または小さいものを数える語。
㋐紙などの1枚。「一葉の写真」
㋑《1の形に似ているところから》小舟などの一そう。「一葉の軽舟」
の一品種。サトザクラの仲間で、花は淡紅色の八重咲き。化した雌しべが突き出ている。
ウラボシ科の常緑多年生のシダ。暖地の岩上や樹幹に生える。根茎は長くはい、堅く、茶褐色の鱗片(りんぺん)で覆われる。葉は単葉で堅く、裏面に白褐色の星状毛を密生。 夏》「なつ来てもただ―の一つかな/芭蕉
1枚の葉。いちよう。俳諧では、特に桐の葉をいう。 秋》「今朝見れば淋しかりし夜の間の―かな/古白」→桐一葉
1艘(そう)の小舟。
「―づつ岸を離れる柳橋」〈柳多留・四〉

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

植物。イチョウ科の落葉大高木,園芸植物,薬用植物。イチョウの別称
Prunus lannesiana
植物。バラ科の落葉高木
植物。マキ科の常緑針葉高木,園芸植物,薬用植物。イヌマキの別称
植物。エゴノキ科の落葉高木,園芸植物。ハクウンボクの別称
植物。ユリ科の多年草,園芸植物。ハランの別称
学名:Pyrrosia lingua
植物。ウラボシ科の常緑多年草,園芸植物,薬用植物
植物。カエデ科の落葉小高木。ヒトツバカエデの別称
植物。マンサク科の落葉低木,園芸植物。マルバノキの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

[1] 〘名〙
① 一枚の葉。また、葉の一枚。ひとは。特に連歌では柳、桐の葉を、俳諧では桐の葉をいう。《季・秋》
※十住心論(830頃)一「是則盧舎那所居千葉蓮華一葉也」
※太平記(14C後)一八「此の波忽ちに一葉(ヨウ)の葦の海中に浮べるに」 〔列子‐説符〕
② (形状が似ているところから) 舟一そう。また、一そうの舟。
※和漢朗詠(1018頃)下「九枝の灯尽きて唯暁を期す、一葉の舟飛んで秋を待たず〈菅原庶幾〉」
③ (紙の枚数を数えるときの)一枚。
※仮名草子・薄雪物語(1632)下「言葉に及ばぬ山の端まで、一ようのうちにぞ書きつらねける」
〘名〙
① シダ類ウラボシ科の常緑多年草。本州の千葉県以南の暖地の岩上や樹幹に着生する。葉は長柄をもち一枚ずつ直立する。葉身は長さ二〇~四〇センチメートルの長楕円形で裏に黄褐色の星形の毛が密生する。胞子葉は栄養葉よりやや狭く裏面は赤褐色の子嚢群におおわれる。漢名、石韋・飛刀剣。いわぐみ。いわのかわ。いわがしわ。《季・夏》 〔易林本節用集(1597)〕
② 植物「はらん(葉蘭)」の異名
③ 植物「いぬまき(犬槇)」の異名。
④ 植物「ひとつばかえで(一葉楓)」の異名。
⑤ 植物「はくうんぼく(白雲木)」の異名。
〘名〙
① 一枚の葉。また、葉の一枚。いちよう。特に連歌では柳・桐の葉を、俳諧では桐の葉をいう。《季・秋》
※蜻蛉(974頃)下「異手して、ひとはついたる枝につけたり」
※俳諧・蘿葉集(1767)初「見ぬ秋を手にしる撥の一葉かな」
② (形状が①に似ているところから) 小舟一そう。
※雑俳・柳多留‐四(1769)「一葉(ヒトは)づつきしをはなれる柳ばし」
〘名〙 一枚の葉。→ひとっぱも

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