五ヶ井用水(読み)ごかいようすい

日本歴史地名大系 「五ヶ井用水」の解説

五ヶ井用水
ごかいようすい

近世に中西条なかさいじよう平松ひらまつ地先の加古川から取水し、同川下流左岸の約一万二千石を灌漑した。五ヶ井の名称は北条ほうじよう(大野・大野新・中津・溝ノ口・間方・河原・平野・篠原八ヵ村と寺家町)、加古庄(北在家・安田・長田・口里・新野辺五ヵ村)岸南がんなん(加古川・木・友沢三ヵ村)長田ながた(粟津・植田・備後三ヵ村)今福いまふく(今福村)の五ヵ郷庄の用水を意味する。聖徳太子が日向明神(現日岡神社)と相談して井堰を造ったとの伝承があり、近世以前に成立している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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