五倍子の粉(読み)フシノコ

デジタル大辞泉 「五倍子の粉」の意味・読み・例文・類語

ふし‐の‐こ【五子の粉】

五倍子ふしを乾燥させて粉末状にしたもの。鉄汁を入れて黒汁とし、お歯黒などの染料に用いた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「五倍子の粉」の意味・読み・例文・類語

ふし【五倍子】 の 粉(こ)

  1. ふしを乾燥させて粉末状にしたもの。白色だが鉄漿を入れて黒汁とし、おはぐろなど染料として用いる。
    1. [初出の実例]「川端のふしのこは、ゆきをあざむき」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android