五味島村(読み)ごみしまむら

日本歴史地名大系 「五味島村」の解説

五味島村
ごみしまむら

[現在地名]尾口村五味島

二口ふたくち村の南、手取川左岸のわずかな平地部に位置する。「ごみじま」ともいう。越前国正保郷帳に村名がみえ、畑高三石余。元禄一一年(一六九八)の十八ヶ村高小物成帳(斎藤文書)では免七ツ九歩八厘、家数七、小物成は夫銀三七匁余・夫綿銀一八匁余・夫糸代六匁余。文久三年(一八六三)の白山麓十八ヶ村由緒控(金沢市立図書館蔵)による高三石余、畑一町。

五味島村
ごみじまむら

[現在地名]富士市五味島

蓼原たでわら村の北西に位置し、村内を潤井うるい川が南東流する。しばしば潤井川の洪水被害に見舞われた。加島かじま新田開発によってできた村で、加島五味島村・五味島加島新田ともいう。延宝七年(一六七九)の加島領郷帳(須津文書)に五味島加島新田とみえ、高二二〇石余、反別は中田二町一反余・下田二〇町一反余・下々田一反余、下畑九反余、屋敷二反余。元禄郷帳・天保郷帳とも加島五味島村とみえ、ともに高二二二石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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