五服制(読み)ごふくせい(その他表記)wu fu zhi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「五服制」の意味・わかりやすい解説

五服制
ごふくせい
wu fu zhi

旧中国においては,人の死亡に際してどの範囲の親族がどの程度の喪に服すべきかについて,礼制上の規定「服制」があって,親等に代る機能を果した。服の軽重は,着すべき喪服布地精粗や裁縫様式と服すべき期間の長短とから,斬衰 (ざんさい) 3年,斉衰 (しさい) 3年,1年,5月,3月,大功9月,小功5月,し麻 (しま) 3月の5等級があり,合せて「五服」と称せられる。さらに軽い服として袒免 (たんもん) があるが,正式の服には数えられない。斉衰1年の喪に服する間柄を期親といい,以下,大功親,小功親,し麻親という。

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