五松寺(読み)ごしようじ

日本歴史地名大系 「五松寺」の解説

五松寺
ごしようじ

[現在地名]大正町田野々

田野々たののの街の北、山麓にある。曹洞宗で、山号万亀山、本尊千手観音。「南路志」に収める寺記によれば建久年中(一一九〇―九九)上山かみやま郷の領主となった熊野別当湛増父子により菩提寺として創建されたもので、当初は現在地の南、向いの山(森駄場)にあった。その後慶長三年(一五九八)に焼亡し、現在地に移ったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

春闘

春の時期に労働組合が一斉に賃上げ、労働条件の改善に関する交渉を行なうこと。欧米では、産業別に強力な労働組合が存在し、それらが労働条件改善への闘争を繰り広げて成果を得てきた。だが、日本では企業ごとに労働...

春闘の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android