五百八十の餠(読み)ごひゃくはちじゅうのもち

精選版 日本国語大辞典 「五百八十の餠」の意味・読み・例文・類語

ごひゃくはちじゅう【五百八十】 の 餠(もち)

婚礼後三日目か五日目ごろの初里帰りのとき、両家でつく数多くの餠。親類近所に配る。また、餠撒きをして拾ってもらう五八〇個の餠。
浮世草子西鶴織留(1694)二「拍子をそろへて棟の槌をうちその万歳楽と言葉をかさね、五百八十の餠(モチ)を蒔(まけ)ば是を拾ふ人大道もせばかりき」

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