井上直幸(読み)イノウエ ナオユキ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「井上直幸」の解説

井上 直幸
イノウエ ナオユキ


職業
ピアニスト

肩書
武庫川女子大学音楽学部教授

生年月日
昭和15年 1月11日

出生地
福岡県 福岡市

学歴
桐朋学園大学短期大学部音楽学部〔昭和35年〕卒,フライブルク音楽大学〔昭和45年〕卒

経歴
昭和39年シュトゥットガルト音楽大学、40年フライブルク音楽大学に留学。同年デュッセルドルフでデビュー・リサイタル。43年バイオリン奏者の室谷高広と組み、ミュンヘン国際音楽コンクール二重奏部門で3位に入賞した。45〜51年フライブルク音楽大学講師。バイオリンの室谷高広、チェロの安田謙一郎と“ジュネーヴ・トリオ”を結成し活動。モーツァルトベートーベンシューベルトシェーンベルクなどウィーンの音楽家を得意とし、49年シェーンベルク全ピアノ演奏会、55〜56年モーツァルト・ピアノソナタ演奏会を開催。51年から武庫川女子大学教授。同年NHKのテレビ番組「ピアノのおけいこ」に出演、親しみのある指導法で人気を集めた。またピアノ指導書「ピアノ奏法」は5万部を売り上げ、ピアノ入門書として異例のヒットとなった。

受賞
ミュンヘン国際音楽コンクール二重奏部門第3位〔昭和43年〕

没年月日
平成15年 4月22日 (2003年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「井上直幸」の解説

井上 直幸
イノウエ ナオユキ

昭和・平成期のピアニスト 武庫川女子大学音楽学部教授。



生年
昭和15(1940)年1月11日

没年
平成15(2003)年4月22日

出生地
福岡県福岡市

学歴〔年〕
桐朋学園大学短期大学部音楽学部〔昭和35年〕卒,フライブルク音楽大学〔昭和45年〕卒

主な受賞名〔年〕
ミュンヘン国際音楽コンクール二重奏部門第3位〔昭和43年〕

経歴
昭和39年シュトゥットガルト音楽大学、40年フライブルク音楽大学に留学。同年デュッセルドルフでデビュー・リサイタル。43年バイオリン奏者の室谷高広と組み、ミュンヘン国際音楽コンクール二重奏部門で3位に入賞した。45〜51年フライブルク音楽大学講師。バイオリンの室谷高広、チェロの安田謙一郎と“ジュネーヴ・トリオ”を結成し活動。モーツァルトやベートーベン、シューベルト、シェーンベルクなどウィーンの音楽家を得意とし、49年シェーンベルク全ピアノ曲演奏会、55〜56年モーツァルト・ピアノソナタ演奏会を開催。51年から武庫川女子大学教授。同年NHKのテレビ番組「ピアノのおけいこ」に出演、親しみのある指導法で人気を集めた。またピアノ指導書「ピアノ奏法」は5万部を売り上げ、ピアノ入門書として異例のヒットとなった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井上直幸」の解説

井上直幸 いのうえ-なおゆき

1940-2003 昭和後期-平成時代のピアニスト。
昭和15年1月11日生まれ。40年ドイツのフライブルク音大に留学。43年ミュンヘン国際音楽コンクールの二重奏部門でバイオリンの室谷高広とくみ3位。49年シェーンベルク生誕100年を記念して全ピアノ曲を演奏。51年武庫川女子大教授。平成15年4月22日死去。63歳。福岡県出身。桐朋学園短大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android