20世紀日本人名事典 「井上雪」の解説
井上 雪
イノウエ ユキ
昭和・平成期の作家,俳人 光徳寺(浄土真宗東本願寺派)坊守。
- 生年
- 昭和6(1931)年2月9日
- 没年
- 平成11(1999)年4月2日
- 出生地
- 石川県金沢市
- 本名
- 井上 幸子(イノウエ ユキコ)
- 旧姓(旧名)
- 長井
- 学歴〔年〕
- 金沢女専文科卒
- 主な受賞名〔年〕
- 大宅壮一ノンフィクション賞(佳作)〔昭和56年〕「廓のおんな」,泉鏡花記念金沢市民文学賞〔平成3年〕「紙の真鯉」
- 経歴
- 昭和22年「風」に入会。47年「雪垣」創刊に参加し、編集長をつとめる。ねばり強い取材でノンフィクションを書き、56年「廓のおんな」が大宅壮一ノンフィクション賞佳作となる。57年京都本願寺で得度し、光徳寺坊守。平成元年小説同人誌「雪嶺文学」発刊、編集長。他の著書に「おととの海」「加賀の田舎料理」「北陸に生きる」、句集に「素顔」「白絣」「自註・井上雪集」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報