井川洗厓(読み)イガワ センガイ

20世紀日本人名事典 「井川洗厓」の解説

井川 洗厓
イガワ センガイ

明治〜昭和期の日本画家,挿絵画家



生年
明治9年5月1日(1876年)

没年
昭和36(1961)年10月13日

出生地
岐阜市

本名
井川 常三郎

経歴
富岡永洗師事し、日露戦争で応召して帰還後、都新聞社に入社新聞小説挿絵を担当し、中里介山大菩薩峠」が代表作となる。また「講談倶楽部」「キング」「冨士」などにも執筆した。昭和13年以降は挿絵の仕事から離れ、もっぱら美人画を描いた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井川洗厓」の解説

井川洗厓 いがわ-せんがい

1876-1961 明治-昭和時代の挿絵画家。
明治9年5月1日生まれ。大阪で稲野年恒(としつね)に,東京で富岡永洗に師事。明治39年都(みやこ)新聞社にはいり,中里介山「大菩薩(だいぼさつ)峠」,本田美禅(びぜん)「御洒落(おしゃれ)狂女」など新聞小説の挿絵をかく。「講談倶楽部(クラブ)」「キング」の挿絵も手がけた。昭和36年10月13日死去。85歳。岐阜県出身。本名は常三郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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