日本歴史地名大系 「井通遺跡」の解説 井通遺跡いどおりいせき 静岡県:引佐郡細江町広岡村井通遺跡[現在地名]細江町広岡都田(みやこだ)川とその支流井伊谷(いいのや)川の合流点に近い井伊谷川左岸、標高二メートルの沖積低地に立地する。弥生時代中期から鎌倉時代に及ぶ集落跡だが、奈良時代の遺構は官衙的性格が顕著である。平成六年(一九九四)から翌年にかけて範囲確認調査、同八年から拡幅された河川敷の発掘調査が行われている。弥生期の遺構は中期の土器棺墓、古墳期の遺構は竪穴住居跡、奈良期以降の遺構は掘立柱建物跡などが主である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by