亜成層圏飛行(読み)あせいそうけんひこう(その他表記)substratosphere flight

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「亜成層圏飛行」の意味・わかりやすい解説

亜成層圏飛行
あせいそうけんひこう
substratosphere flight

成層圏に近い高空における飛行。飛行機は一般に高空を飛ぶほうが,高い山など地形による障害に対して安全であり,大気の乱れも少なく,一定の速度を出すのに必要な力が小さくてすむ。ピストン・エンジンの場合には,高空に上るに従って出力が低下するが,ターボジェット・エンジンやターボファン・エンジンではさほどでなく,一定の燃料で飛べる距離も増大する。そこで,ピストン・エンジンで駆動するプロペラ機の時代には,記録の樹立ないし研究的意味でしか行なわれなかった亜成層圏飛行が,ジェット時代には普通に行なわれるようになった。もっとも,あまり高く上ると揚力不足になり,キャビンの与圧も必要になるので,現在の亜音速ジェット機の飛行高度は,1万~1万 2000mの成層圏と対流圏の境界面付近である。

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