亢龍(読み)こうりょう

精選版 日本国語大辞典 「亢龍」の意味・読み・例文・類語

こう‐りょうカウ‥【亢龍】

  1. 〘 名詞 〙 天空高くのぼりつめた龍。転じて富貴栄華をきわめた者をたとえていう。こうりゅう。
    1. [初出の実例]「右太上法皇。去月八日。高龍雲惨。晏駕霞登」(出典:本朝文粋(1060頃)一四・華山院四十九日御願文〈大江以言〉)
    2. 「亢龍の鱗と錦見こなして」(出典:俳諧・二息(1693))

こう‐りゅうカウ‥【亢龍】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「りゅう」は「龍」の慣用音 ) =こうりょう(亢龍)
    1. [初出の実例]「亢竜(コウリウ)一と度雲雨を得(う)れば正に天下を指揮しやうって方が」(出典:あたらよ(1899)〈内田魯庵〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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