交差線法(読み)コウサセンホウ

化学辞典 第2版 「交差線法」の解説

交差線法
コウサセンホウ
crossed beam method

原子線分子線,あるいはイオン線と,光,電子,またはほかのイオン線などを衝突室(collision chamber)内で交差させ,ほかの影響の少ない状態で各種素過程を測定する方法.この方法は,
(1)化学的に不安定な原子分子種と電子の衝突過程の研究,
(2)負イオンの光電子脱離により発生した電子のエネルギー分布の測定による電子親和力の決定,および発生電子の角度分布の測定,
(3)不安定原子,分子種とイオンのイオン-分子反応の研究,
(4)壁の表面電位などによる電子エネルギーへの影響を避ける電子衝撃実験
などに使用される.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

関連語 分子反応

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む