交趾郡(読み)こうしぐん

旺文社世界史事典 三訂版 「交趾郡」の解説

交趾郡
こうしぐん

紀元前111年に前漢の武帝によってヴェトナム北部に設置された行政地域
現在のハノイ付近。交趾はヴェトナムの古名で,戦国時代から使用されている名称。武帝が南越征服後に置いた9郡の1つ。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の交趾郡の言及

【交趾】より

…古代中国人がその南方の地を北の幽都の対句として交趾と呼んだ例は,《墨子》や《韓非子》にすでに現れる。しかし現ベトナム北部が交趾と呼ばれるのは,前漢武帝が南越を征服し9郡を置いた中に,交趾郡が置かれたのが初見である(前111)。交趾郡はその後領域に種々の変化はあっても,ほぼ唐初に交州と改められるまで存続する。…

※「交趾郡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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