朝日日本歴史人物事典 「京極高国」の解説
京極高国
生年:元和2(1616)
江戸前期の大名。丹後国(京都府)宮津藩主。丹後田辺に生まれる。父は高広,母は姫路藩主池田輝政の娘。高照,次いで高好を称した。承応3(1654)年に襲封,丹後守。治政の当初は善政をしいたが,次第に虐政を重ねるようになり,寛文6(1666)年父が幕府へ高国の無道を訴えたため,京極家は改易となった。高国は盛岡藩にお預けとなり,盛岡で死去した。
(長谷川成一)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報