人づくり協力構想(読み)ひとづくりきょうりょくこうそう(その他表記)cooperation for human resource development

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「人づくり協力構想」の意味・わかりやすい解説

人づくり協力構想
ひとづくりきょうりょくこうそう
cooperation for human resource development

発展途上国の国づくりの基礎経済・社会開発の担い手を育成する人づくり (人的資源育成) にあるという基本的考え方に基づき,1979年第5回 UNCTAD総会で大平首相が提唱した構想。留学生受け入れ,専門家派遣,研修生受け入れ,日本の開発専門家の養成などが含まれる。従来からも日本は,途上国人材育成を目的とした技術移転を積極的に行なってきており,人づくり協力は日本の援助の大きな柱の一つである。その一環として 81年,ASEAN各国に一つずつ「人づくりセンター」を設立し,日本が1億ドル程度の無償資金協力と技術協力を行なうという ASEAN人づくりプロジェクト構想が表明された。

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