人工登攀(読み)ジンコウトウハン

デジタル大辞泉 「人工登攀」の意味・読み・例文・類語

じんこう‐とうはん【人工登×攀】

足場や手がかりの少ない岩壁を、ハンマーハーケンカラビナ・埋め込みボルトあぶみなどの人工的な手段を用いて登攀する方法エイドクライミング。→フリークライミング

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「人工登攀」の意味・わかりやすい解説

人工登攀【じんこうとうはん】

英語でアーティフィシャル・クライミングartificial climbing。ロッククライミングで全く足場や手掛りのないとき,ハーケンやボルトを埋め込み,あぶみなどの補助用具を用いて登攀すること。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の人工登攀の言及

【ロッククライミング】より

…戦後,急速に立直りをみせた日本登山界は,優秀な用具や装備とそれに伴う新しい技術の輸入や,56年のマナスル初登頂の影響などもあって多くの登山愛好者を生んだ。輸入された用具の普及とあいまって岩登りが流行し,とくに,埋込みボルトの使用とダブルロープ技術による人工登攀によって,困難な垂直壁や岩びさしなどの登攀が可能になり,多くの新しいルートがつくられたが,狭い岩場で煩雑な初登ルートが重なり合うような弊も生まれた。しかし,これらのルートでは厳冬期の困難な登攀が続いて実行された。…

※「人工登攀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android