仁忠(読み)にんちゅう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「仁忠」の解説

仁忠 にんちゅう

?-? 平安時代前期の僧。
天台宗最澄(さいちょう)の弟子弘仁(こうにん)14年(823)一乗止観院で出家。初期延暦寺(えんりゃくじ)教団形成につとめたが,同門の義真,光定(こうじょう)と対立することもあった。天長元年(824)には義真,円澄(えんちょう)らと「延暦寺禁制式」を制定した。「叡山(えいざん)大師伝」の著者に擬せられている。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android