仁田山通(読み)にたやまつう

精選版 日本国語大辞典 「仁田山通」の意味・読み・例文・類語

にたやま‐つう【仁田山通】

  1. 〘 名詞 〙 遊里事情などに通じているように見えて、その実、野暮なこと。また、その人。通人でもないのに粋がっている人。仁田山半可。半可通
    1. [初出の実例]「女郎も此客からっきりの国ざるとおもへど、にた山通のわるじゃれをきくよりはましにて」(出典:洒落本・文選臥坐(1790)北廓の奇説)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android